転職活動のなかで、必要資格やスキルの記載がある求人票を目にすることもあるだろう。転職において、必ずしも資格の有無が成功に繋がる全てではないが、持っておくと有利に転職活動を進められる場合も多く存在している。

転職先を決める際、誰しもが目を通すであろう給与額だが、資格の有無によって給与額が異なるケースも多くある。そのため、資格をもって転職した結果、年収が大きく上がる可能性もあり得るのだ。例えば不動産業界の求人票で記載の多い宅地建物取引士の資格や、飲食業界の求人での調理師免許など、持っていなくてもその業種に就く事は可能だが、選考される際、他の志望者よりもひと際目立って見えるという点は大いにメリットになるだろう。

資格手当としてしっかりと評価してもらえるケースもある。資格手当によって従業員のモチベーションアップやスキルアップを図るという目的で設置されている事がほとんどで、実際に毎月の給与にプラスして支払われる事となる。

転職の際には大きくメリットとなる資格取得であるが、現在、日本で取得できる資格の種類は数えきれないほどに存在している。ただがむしゃらに、手あたり次第なんでも取得していけばいいというわけではなく、自身の希望職種や先のキャリアプランに沿った資格であるかどうかをしっかりと見極めて挑戦していく必要があるだろう。実際に取得する事ができても活用する事ができなければ時間や受講料を無駄にしてしまう場合もあるので注意が必要だ。民間資格や国家資格を合わせた幅広いジャンルの中から自身が継続して興味を持つ事ができると思う者から挑戦する事がおすすめとされるだろう。